私が医療従事者をしていた時、もう10年前になりましたかねェ~。あッ、今年20歳の成人式を迎えるから、まだ昨日のことか…![]()

日勤・夜勤・家事手伝い(食品雑貨等日用品販売)・祖父母の介護をしながら、渓流釣りや山岳救助にバンドと、いつ寝ていたんだ?と、自分でも「バカじゃないのか?」と、不思議なほどアグレッシヴに生活していた時のことでした。
その頃の体重は、怪獣も驚く?120㎏
熱っぽく、体は毎日風呂に入っていたにもかかわらず、痒(かゆ)い。フケ、抜け毛、面皰(ニキビ)と、青春の塊みたいな人間でした。

「身体に痣(あざ)みたいな斑点が出て痒いこと、このうえない!で、当時の輪番で来られた呼吸器の医師に、世間話ついでで相談したところ
「CRP検査した?まあ、しなくても炎症起きてるの明白だけど。とりあえず、GTPとエコ―(超音波)検査してみようか」
で、脂肪肝、確定でした…パクっ!
血液検査の数値(γ-GTP)が示す意味をご説明します。肝臓の数値、検査値の意味が わかるサイト”肝機能ナビ”
相談に乗っていただいた医師が肺がんを患っており、あの時代では禁忌でした『ゲルソン療法』実践者だったこともあり、グルメ(美食家)と云うよりグルマン(大喰らい)だった私は、自然と食べ物に興味が沸いて来ました。
さっそく、指示された書籍を読み漁り(『ゲルソン療法 ガン食事療法全書・ゲルソン療法 治癒した50人』青文字クリックで全文が通読できます)、野菜だけの“味気ない鳥の餌”生活へと突入いたしました。
結果、短期間(たぶん半年以内で)60㎏の大幅なダイエットに成功し、肝炎や青春の輝き?であるフケ・脱毛・痒みともサヨウナラできました。
が、その後がいけません。「治った!これで元のグルマンに戻れるッ♬」で、リ・バウンド一直線です。
ことに、食事に隠されている糖・脂がいけませんでした。
カレーが好きでねえ~。もう、大鍋いっぱいに、イッパイ作っといて、火を入れちゃあ炊きたての白米にかけてバックン・バックン。両親が店をやっていていい加減な食事?していただけに、「カレーなら野菜が摂れる」と勘違いしていたんですね。
カレー以外にも陣中見舞いや土産で戴いた菓子類を頬張り、外食も、しっかり・ドッカリ。
ちょうど、無菌豚とか美味しい獣肉が出て来た頃でもあり、まあ、2~3ヶ月で元柔道部・現、山屋さんの身体は稽古不足の力士の如くダ~ラ、ダラ。当然、脂肪肝復活!青春の輝きも…。
食事療法を始めたら徹底的に行う。それも死ぬまで。死ぬまでケーキも食べれなきゃ、チョコレートやステーキ、お酒だって飲めない!そんな生活いやでしょう?炊きたての白米だって食べれないんですよ?
ちなみに脂肪肝が復活した時、強ミノC静中、グルタミルトランスフェラーゼ服用で乗り切り、ゲルソン教に帰依してしまいました。その後、5枚もある椎間板のうち2枚と半分を骨化させるという大馬鹿を演じてしまったわけですね。
食事療法を行う方は、まず料理に興味を持ってください。その料理に砂糖や油(脂)が使われているか。糖質制限すると身体の調子がよくなるはほんとうか。ほんと、食べるものなくなりますよ。肉や魚には抗生物質がテンコ盛りだし、野菜にゃあ放射線物質が半端ないですし。
中途半端な食事療法をして、悩みながら食べるより、医師の処方される薬を服用・塗布した方が“絶対”に楽です。
『奇跡のペケペケ療法』と云うのは、それだけ実践が難しい(=自分との闘いにまけてリ・バウンドする)ことを意味しています。誰でも簡単にできる=奇跡でも何でもないのですから。
奇跡を望むのならば、奇跡を信じ続けて追い続けるだけの、信念と覚悟を持つことです。それができない人は、最初(はな)から手を出してはいけません。絶望だけが待っているのですから。