Quantcast
Channel: 新・イメージの詩
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3033

あとがき②

$
0
0

  これは、あなたに勧めているわけでは御座いません。世の中には、「こういう考え方があり、それを実践している方が居る」と、云うことです。また、現在ではいろいろな研究により、それぞれの栄養素の効用や弊害(へいがい=副作用)についての情報が公開されております。
 実践されます方は、くれぐれも御確認の上、自己責任・自己管理の下(もと)で行って下さい。
 下記に関連書籍青文字クリックで全文が通読できますを、無断転載させていただきましたので、よろしければ御参考までに、お読みください。
 
 (故マックス・ゲルソン 著)
 (故マックス・ゲルソン 著)
 (マックス・ゲルソン博士の3女が記した本)
 (ゲルソン博士による、ゲルソン療法により完治した患者へのインタ ヴュー
(5生存率0%の大腸ンから肝へと転移した医師、星野仁彦:著)
 (日本人だけなぜ、がんで命を落とす人が増え続けるのか―化器科の 権威がすすめる驚異の栄養・代謝療法
  (済陽高穂 
  (済陽高穂 
 (済陽高穂 
 (日本におけるゲルソン療法実践医師による対談・比較集)
 
 
 
 *無断転載者注
 食事療法は、1度始めたが最後、死ぬまで続けなければ必ず、リバウンド(揺り返し)により悪化してしまいます。
 決して、興味本位(きょうみほんい)で手を出さないでください。
 
 
 
 
 今回、多くの引用資料や参考文献を敢えて掲載したのは、読者の皆さんにそのことを知っていただきたかったから、です。引用した資料は過去に「ナチュラル・ハイジーン」を提唱してきた医師たちの研究や情報もありますが、多くは「ナチュラル・ハイジーン」とは無関係の科学者たちが世界的に権威のある科学雑誌に発表しているものです。
 日本にいてはなかなか知ることのできない情報が、特にここ10年、とみに増えて来ました。アメリカで生活していると、「医療と栄養学」に対する日本と世界の認識の隔たりがますます顕著になって行くことに危機感を覚えてしまうほどです。医療や栄養学に携わる日本の皆様方には早く、そのことに気づいていただきたいと願うばかりです。
 
 さて、本書を読み終えた皆さんは生理痛・月経前症候群から子宮・卵巣のトラブル・乳ガン・更年期障害、さらには、お肌や体重の悩みまで、「女性特有の体のトラブルは、どれも皆、誤った食習慣やライフ・スタイルの結果である」という結論に充分に納得していただけたことと思います。
 毎月訪れる生理痛や4日も5日も続く出血に悩まされたくなかったら、また乳ガンのために乳房を失わなければならないといった悲惨な思いをしたくなかったら、なにより、その根本原因を断ち切ることです。すなわち、「誤った食習慣やライフ・スタイルによって、体内環境を有害物質(毒素)で汚染しないこと」それが本書の主張であり、「ナチュラル・ハイジーン」の教えの全てです。時代の趨勢が病気を治すことよりも根本原因を断ち切ることすなわち病気を予防することに向かっていることと重なります。
 
 本文でも触れましたが、私(松田)は長年にわたる不摂生から子宮筋腫を患い、手術により30代前半で子宮を失いました。しかし、苦しみは、それだけでは終わりませんでした。その後に訪れた更年期障害に散々悩まされました。
 しかし、幸運なことに「ナチュラル・ハイジーン」と巡り合い、食生活を変え、運動を取り入れ、ストレスを解消する方法を学びました。やがて気が付くと、あれだけ苦しめられた更年期障害はどこかに消えてしまいました。さらに嬉しいことに、減量にも成功し、肌の輝きはもちろんのこと、健康な体と素晴らしい人生を手にすることができました。
 これは何も私(松田)だけに授けられたものではなく、「体のトラブル」で悩んでいるあらゆる女性たちにとって、手にすることが可能なものなのです。
 より美しくなるために、女性の皆さんは、お肌や髪の手入れにはことのほか気を使っていますが、もっと美しくなりたいのならば見えるところだけではなく、体の内部を磨くことにもっともっと気を使ってください。そうすれば体の中から光り輝く「スーパーヘルス」という「本物の美しさ」が現れてくるはずです。
 
 本書では紙面の関係で、オーガニック食品について触れることはできませんでした。オーガニック食品は有害な化学物質を含まないのはもちろんのこと、非オーガニック食品よりもずっとファイトケミカルやビタミン、ミネラルの含有量が豊富です。
 できるだけオーガニック食品を選ぶのが理想ですが、(2007年における)現実問題として、アメリカと違いオーガニック食品の普及がかなり遅れていること、また値段が高いことなどの理由から、日本では誰もが気軽に利用できる状況にはありません。
 しかし「だから」と云って、オーガニック食品を利用しなければ、病気を予防し健康にはなれない、と思いこまないでください。(2007年における)今日、文明諸国の人々を悩ましている様々な病気の最大の原因は農薬ではありません。最大の原因は色とりどりの新鮮な果物や野菜の摂取の圧倒的不足にある、のです。
 食物連鎖の頂点にあって有害物質を凝縮した形で最も多く含んでいる動物性食品の摂取を止めること、それは私たちが農薬を取り込まないようにするためにできるベストな方法の1つです。家庭菜園やベランダでのオーガニック野菜や果物の栽培、自宅のキッチンでの発芽野菜作りなどを、ぜひ、おすすめします。
 
 はるか昔、私達の体は地球から誕生しました、私たちの体がミネラルを必要としているのも、そもそも私たちが地球の物質からできたことを考えてみれば、至極、当然のことでしょう。そして、私たちの体が地球の一部であるならば、私たちの体にとってふさわしくない食べ物とは結局、地球にとってふさわしくないモノであるはずです。
 私(松田)が「ナチュラル・ハイジーン」の考え方を知って一番起きく変ったことは、「私たちの体と地球は繋がっているのだ」という意識が強く芽生えたことでした。
 肉食を減らすことで私たちが健康になるのと同様、地球の命にとっても「人類の食の選択」は極めて重要な問題です。詳細は記しませんが、肉食を減らすことによる環境保護への恩恵は計り知れないものがあります。正しい知識によって自分の体を守ることが結局は、地球を守ることに繋がって行くのです。
 これは決してオーバーな表現ではなく、「体のトラブル」から解放されるライフ・スタイルとは、つまるところ、「地球と共生して生きて行く生き方」であることを知っていただければ幸いに思います。
 
          20079月               松田 麻美子
 
P.334~343 索引

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3033

Trending Articles