これは、あなたに勧めているわけでは御座いません。世の中には、「こういう考え方があり、それを実践している方が居る」と、云うことです。また、現在ではいろいろな研究により、それぞれの栄養素の効用や弊害(へいがい=副作用)についての情報が公開されております。
実践されます方は、くれぐれも御確認の上、自己責任・自己管理の下(もと)で行って下さい。
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P.130 禁酒は死亡率を高める
1988年から文部省徳的研究として約12万5千人を対象に、「コホート研究」による発ガン要因の評価に関する研究がスタートしました。「コホート研究」とは特定の地域や集団に属する人々を対象に、長期間にわたって健康状態や生活習慣・環境の状態など様々(さまざま)な要因との関係を調査する研究方法のことを言います。
そして1992年までの5年間のガン死亡者(760人)について、飲酒と禁酒の影響に絞った中間データを検討したところ、飲酒者は禁酒者に比べ、胃ガン・肺ガン・肝ガン・肝内胆管ガンにおいて男女ともリスク(危険度)が低い値(あたい)になっていたのです(図1参照 複数の棒グラフのため、環境的・技術的に無断転載が不可能なため、割愛させていただきました)。
幸い近年、適性飲酒は心臓病、がん、骨粗髪症、老化・痴呆などの発症リスクを低下 させるへルシー効果のあることが分かってきた。 ... 全米健康栄養調査結果の再評価は 、中等度の飲酒が非飲酒と比べて心筋梗塞など冠動脈性心疾患リスクを半減させ、 生存期間 .... しかし、わが国の肝硬変およぴ肝がん死亡率は、男女とも西日本で高く、 東日本で低い地域差が戦後一貫して見られている。 ... は図8のように、飲酒者の全がん 、肝臓がん・肝内胆管がんぺ胃がん、肺がんの各死亡率は、非飲酒者や禁酒者よ、り 明らかに ...
1970年ころ、肝臓や膀胱ガン予防にコーヒーが有効らしいという研究報告がおこなわれ たことがある。 ... この研究は、米国立糖尿病消化器腎疾患研究所の研究者で、筆頭 研究者でもあるJames E. Everhart博士と、Social and Scientific Systems ... この結果 から見る限りでは、コーヒーをよく飲む男性ほど、危険度が下がる傾向がうかがえる。 ...... データを検討したところ、飲酒者は禁酒者に比べ全がん、胃がん、肺がん、及び肝がん・肝内胆管がんにおいて相対リスクが男女とも低い値を示しています。
図2 飲酒が死亡者を減らしている病気
飲酒者 禁酒者 非飲酒者
全死亡(男・女) 0.85 1.77
全ガン 0.89 1.56
口唇・口頭・咽頭がん 1.29 1.79
食道ガン 2.55 3.08 全体を通して1
胃ガン 0.87 1.43
結腸ガン 1.07 1.31
直腸ガン 0.87 1.77
肝ガン・肝内胆管ガン 0.83 3.64
胆嚢(たんのう)ガン 0.77 1.81
また、そこからさらに2年分のデータを加えて出したガンの死因別のリスク(図2参照)を見たところ、非飲酒者(お酒を、ほとんど飲まない人)を1とした場合、飲酒者の全死亡リスクは0.85で、禁酒者(お酒をやめた人)は1.77。全ガンリスクを見ても飲酒者は0.89に対し禁酒者は1.56。このように飲酒者より禁酒者の死亡リスクの方が高い、という結果が出たのです。
... 治療法をまとめました。飲酒習慣がない人の非アルコール性脂肪肝についても解説し ます。 ... 常習飲酒というのが、およそ純エタノール換算で20g/日以上の場合と定義され ています。 ... アルコール性脂肪肝これは、もう禁酒がすべてです。