これは、あなたに勧めているわけでは御座いません。世の中には、「こういう考え方があり、それを実践している方が居る」と、云うことです。また、現在ではいろいろな研究により、それぞれの栄養素の効用や弊害(へいがい=副作用)についての情報が公開されております。
実践されます方は、くれぐれも御確認の上、自己責任・自己管理の下(もと)で行って下さい。
下記に関連書籍(青文字クリックで全文が通読できます)を、無断転載させていただきましたので、よろしければ御参考までに、お読みください。
(故マックス・ゲルソン 著)
ゲ ル ソ ン 療 法 治 癒 し た 5 0 人
(故マックス・ゲルソン 著)
(マックス・ゲルソン博士の3女が記した本)
(ゲルソン博士による、ゲルソン療法により完治した患者へのインタ ヴュー)
(5生存率0%の大腸ガンから肝臓へと転移した医師、星野仁彦:著)
(日本人だけなぜ、がんで命を落とす人が増え続けるのか―消化器外科の 権威がすすめる驚異の栄養・代謝療法)
(済陽高穂 著)
(日本におけるゲルソン療法実践医師による対談・比較集)
(お茶の水クリニックで食事指導を続ける医師が書いた本)
P.160 医学の目的は、健康な人間づくり
森下 人間は、もともと穀食・菜食性の動物です。それは人体、とくに消化管を検討してみれば、よくわかります。たとえば、①歯の形は穀菜食用②腸は菜食動物並みに長い③消化液は主に穀菜食向けの酵素④肉食動物に存在しない中庸突起(ちゅうよう とっき)がある…というようなことからも判断できます。
(1974年)現在の栄養概念(えいよう がいねん)は正しくありません。(194年現在までの、また現在の)近代医学に正しい食物の科学が成立し得なかったのは、人間の不幸です。(1974年の)最近は体位(=体力)が非常に向上したといって、無批判に喜ばれているようですが、体質はかえって悪くなり、本当の意味でのスタミナ(体力)がなくなって来たと思います。また、知的な面でも(体位=体力が)向上しているかどうかは、大きな疑問があります。
... 案内、 検索. 栄養学(えいようがく、英語: nutrition science)とは、食事や食品の中の 成分である栄養素がどのように生物の中で利用されたり影響しているかを研究する学問 である。 ..... これは数百の疫学研究をも...
司会 そういえば(1974年の)最近、青少年の体力低下が、よく問題になりますね。
森下 これは大きな問題ですから、充分(じゅうぶん)に吟味(ぎんみ=よく考える)しなければならないことです。体格を量的にふくらますことが、医学の目的ではないでしょう。体は小さくても内容的・質的―つまり体質的に知能的に健康な人間を作るのが目的のはずです。量と質とは必ずしも平衡(へいこう=バランス=均整:きんせい)するものではありません。むしろ反比例することの方が多いのではないでしょうか。赤ん坊に対しても、まるで濃厚飼料(のうこう しりょう)で牛を飼育するかのように、非人乳(じんこうミルク)を与えたりしていますが、このようにして体をふくらませることが、子供の将来にとって本当にいいことかどうかは疑問です。
司会 (1974年の)最近、肥満児(ひまんじ)が目立って多くなって来たのは、そのせいでしょうか?
森下 彼らは一見(いっけん=チョッと見)健康そうだが、実は半病人なのです。こうした子供は、平素(へいそ=ふだん)でも息遣(いきづか)いが荒く耐久力(たいきゅうりょく)がありません。また、少し調子を崩(くず)すとすぐに風邪(かぜ)をひき、喘息気味(ぜんそく ぎみ)になります。かつて、赤ちゃんコンクールで1等になった赤ちゃんが帰りの電車の中で急死した、という事件がありました。質的な考慮(こうりょ=かんがえ)が払われず、ボリュームだけで子どもを表彰する制度は、まったくナンセンス(無意味)というほか、ありませんね。
肥満児
-Yahoo!百科事典小児単純性肥満症の社会的慣用語で、遺伝的・環境的因子と生活習慣や情緒的因子とが相互に複雑に絡み合って生ずる肥満をさし、明らかな基礎疾患から肥満するものと区別される。両親または片親が肥満の場合はその体質 ...-日本大百科全書(小学館)
鈴木 どんなことについて、でもいえますが、何でもすぐ金に結び付ける資本主義の国で正しい研究は育ちません。ガンの研究でも例外では、ありません。政府は金に結び付くもの(研究)にしか金を出さない…という(1974年)現在のやり方を改(あらた)め、金にならなくても興味(きょうみ)のある研究にはいくらでも金を出すべきだと思います。そして、よいデータを出して行く。学問とは、そういうもの、です。医学研究の目的は、あくまでも病気を治すことです。金など、おかまいなしにやって行くと、よい研究が生まれます。
司会 (1974年では)日本では研究費を、ゴッソリともらえるところと、もらえないところが決まっている、ということですが…。
鈴木 オーソドックス(正統な、因習的な、伝統的、正統派)なものだけに金を出す、ということではダメですね。衆知(しゅうち=多くの人々の知恵。衆人の知恵)を集めた、がんセンターができれば、研究はグンと伸びると思います。要は、お互いが手をつないでやることです。
司会 医学界の縄張り意識を捨てよ、というわけですね。
鈴木 そうです。自分お考えと違うものは頭から否定したり、全然、振り向かないなどといった態度(たいど)はやめてほしいですね。がんセンターも一般の要望をよく聞いて研究し、治療にあたっていただきたいと思います。要は患者の身になって考える、ことです。