これは、あなたに勧めているわけでは御座いません。世の中には、「こういう考え方があり、それを実践している方が居る」と、云うことです。また、現在ではいろいろな研究により、それぞれの栄養素の効用や弊害(へいがい=副作用)についての情報が公開されております。
実践されます方は、くれぐれも御確認の上、自己責任・自己管理の下(もと)で行って下さい。
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下記に関連書籍(青文字クリックで全文が通読できます)を、無断転載させていただきましたので、よろしければ御参考までに、お読みください。
(故マックス・ゲルソン 著)
ゲ ル ソ ン 療 法 治 癒 し た 5 0 人
(故マックス・ゲルソン 著)
(マックス・ゲルソン博士の3女が記した本)
(ゲルソン博士による、ゲルソン療法により完治した患者へのインタ ヴュー)
(5生存率0%の大腸ガンから肝臓へと転移した医師、星野仁彦:著)
(日本人だけなぜ、がんで命を落とす人が増え続けるのか―消化器外科の 権威がすすめる驚異の栄養・代謝療法)
(済陽高穂 著)
(日本におけるゲルソン療法実践医師による対談・比較集)
(お茶の水クリニックで食事指導を続ける医師が書いた本)
P.152 「予知」が絶望なら、意味がない
司会 ところで、ガンを予知する方法は、(1974年)現在の医学界にはない、のでしょうか?
森下 ガン治療の決め手は早期発見・早期治療となっていますが、(1974年の)今のところ早期発見は非常に困難です。その異常な細胞が、ガン細胞か、それとも他の病的細胞かは典型的な場合を除けば、不分明な境界領域的な細胞も少なくありません。この場合、病理学者や特定個人の主観に頼るほかない…という段階です。ガンの基礎研究が進めば、ごく早い時期に客観的に正しく診断できるようになるでしょう。また、ガンと血液の関係についての研究をもっと積極的に進めていくと、血液生理学的に本当の早期発見が可能になると思います。血液の中にはX因子・Y因子というような、早期発見に役立つファクター(要素)が必ずあるはずだから、です。
司会 そのファクター(要素)を実際に掴(つか)んでおられますか?
森下 それ(ファクター=要素)が本当にあるかどうかは(1974年の現在では)まだ断定はできませんが、一応(いちおう)、目安(めやす)になるものは私なりに考えております。むろん、これから数多くの新しい発見がなされることでしょう。ごく早期に発ガン状態を現す血液因子を何とか掌中(しょうちゅう=手に入れる)にしたいものです。
司会 早期診断とよく言われますが、その「早期」というのは、どの時期の事でしょうか?
森下 もしも体の中に将来ガンになるかもしれないもとの細胞は1つ2つできたとしても、その時期の生活条件を調整し、健康状態に留意(りゅうい=注意)すれば、それは自然に消滅してしまいます。しかし逆に、この時期に無理をしたり、ストレスが加えられたりすると、このもとの細胞は急激に増殖するかもしれません。このように、ガンの予知とは不安定なものです。
だから、ガン・ウイルスやガン細胞の検出ということも、あまりあてにはならないわけです。
(1974年の)現在、私の血液を調べますと、危険信号の因子(ファクター)が出ているかもしれません。というのは、この2,3日来、私は比較的不摂生な生活をしていたからです。でも、ここ数日間、気を付ければ陰性となるでしょう。というように、ガンの予防因子はこの程度(ていど)敏感でなければ予知の意味をなさないと思います。
予知というのは、あくまでも予防のためのものです。絶望の予測では意味がありませんから…。
鈴木 森下先生のいわれる、本当の意味の予知ができればありがたいですね。(1974年における)現在の段階は、ガン組織が組織学的に証明された時、あるいはガン細胞と断定されるものが見つかった時、ガンと診断されています。ですから、(1974年現在では)初めてガンと診断された時は、すでにガンの末期で手が付けられない状態となっていることも、往々(おうおう)にしてあるわけです。
司会 胃潰瘍(いかいよう)から胃ガンになる、とういう人が、よくありますが…その場合の早期発見はできないものでしょうか?
鈴木 胃潰瘍の半数以上がガンになる、という学者もいます。もし、その考え方が本当なら胃潰瘍の時に取ってしまえばよい、ということになります。しかし、潰瘍のガン化説に、どの程度の信頼(しんらい)を置いてよいかわかりません。私は、そう早まる必要はない、と考えます。
司会 鈴木先生は定期検査を強調されていますね。
鈴木 定期検査で見つけますと、早期発見の可能性もあると考えるからです。しかし、定期検査で子宮ガンと診断した患者から「治療すれば再発しませんか」と聞かれ、返答に窮(きゅう)したことがあります。前ガン状態の時に発見できる方法を研究してもらいたいと思います。