これは、あなたに勧めているわけでは御座いません。世の中には、「こういう考え方があり、それを実践している方が居る」と、云うことです。また、現在ではいろいろな研究により、それぞれの栄養素の効用や弊害(へいがい=副作用)についての情報が公開されております。
実践されます方は、くれぐれも御確認の上、自己責任・自己管理の下(もと)で行って下さい。 P.115 玄米を主食、葉・根菜を副食に
実践されます方は、くれぐれも御確認の上、自己責任・自己管理の下(もと)で行って下さい。
下記に関連書籍(青文字クリックで全文が通読できます)を、無断転載させていただきましたので、よろしければ御参考までに、お読みください。
(故マックス・ゲルソン 著)
ゲ ル ソ ン 療 法 治 癒 し た 5 0 人
(故マックス・ゲルソン 著)
(マックス・ゲルソン博士の3女が記した本)
(ゲルソン博士による、ゲルソン療法により完治した患者へのインタ ヴュー)
(5生存率0%の大腸ガンから肝臓へと転移した医師、星野仁彦:著)
(日本人だけなぜ、がんで命を落とす人が増え続けるのか―消化器外科の 権威がすすめる驚異の栄養・代謝療法)
(済陽高穂 著)
(日本におけるゲルソン療法実践医師による対談・比較集)
(お茶の水クリニックで食事指導を続ける医師が書いた本)
そもそも肉と野菜は相対的で、副食的な存在である。一方は肉、他方は野菜というバランスを考えた場合、主食はその視点に位置する絶対的な存在であることが望ましい。バランスという問題を、ほとんど考慮(こうりょ=考える)する必要のない絶対性が、この主食には備(そな)えられていなければならないのである。一般に精白されない自然な五穀は、そのような特質に恵まれている。とくに玄米は、よろしい。そういう意味で多くの玄米主義者たちが、わずかな植物性副食物をとることによって、健康・長寿を保っている理由も、よく理解できる。
植物の花―その結実である種子(しゅし=たね)―を主食とし(むろん精白しては、ならぬ)、葉菜・根菜をともに副食とするのが、人間の生理にとって最も無難で自然で健康的な栄養様式である。このあり方から遠ざかれば遠ざかるほど、体質も頭脳も働きが鈍(にぶ)る。
(1998年の)この頃、食物の本質を、よく把握(はあく=シッカリとつかんで)していない栄養学者が、「主食を減らし復職の肉と野菜を増やせ」などとしたり顔をするが、まったく困ったものだ。こういうムチャクチャナ栄養観によって我々の健康がなしくずしに崩(くず)されつつあることを、シッカリと認識する必要がある。
(1998年の)いま、副食は葉菜と根菜が中心である…と述べたが、この他、浅い浜辺で入手される海藻(かいそう)や小魚類も許されよう。それは、人類の発展の歴史において、我々の遠い祖先は両生類的な生活様式を試みたらしいからである。この辺の事情については拙書(せつしょ=つたない本)『失われて行く生命(美土里書房刊)』に詳しく述べておいたので、ご参考願いたい。
ともあれ、我々の主食は自然な姿の炭水化物である。それは精白されたり、抽出(ちゅしゅつ=しぼりだされた)されたりした「科学的に純粋な炭水化物」ということではない。少量の粗タンパク質・脂質などと共存し、ミネラルや酵素などをも含んだ「炭水化物と、その周辺物質」の全体(玄米・玄麦などが、それに当たる)を指している。これこそ自然が我々に恵み与えてくれた主食なのである。
えっ、あなたも、そうだったの?!…パクっ!
P.117 食物が体質・気質を支配する
肉食が生む「酸毒思考」
同じ人間といっても、西欧人と日本人との間には、その思想において大きな隔(へだ)たりがある。その差異(さい=ちがい)をもたらすものは何か―少なくとも、その主要な条件の1つは、食物の違いである。
一般に肉食者においては、高次の精神活動が弱められる。ものの考え方は単純で、機械的(思考や意志を働かさず機械の ように、型にはまっているさま)で、そして自己中心的で保身的になる。目先のソロバン勘定にたくましい意欲を見せ、一応は成功者の立場を確保するのも、保身術にたけているからだろう。それに対して菜食者は総合的で、直感的で、大自然の秩序(ちつじょ)や悠久(ゆうきゅう=はるか昔)の大義名分のためには自己犠牲も辞さないという性格を持つようになる。
このようなわけで、肉食民族は、どうしても肉体的で闘争(とうそう)的で、機械的な分析化学に走りがちだし一方、菜食民族は精神的で、平和的で総合的な自然哲学に、その才覚(さいかく=才能)を伸ばしがちだ。古今東西の歴史をひもといてみても、本当に優れた哲学者や宗教家が、菜食民族や菜食主義者から多く出ているのも、決して偶然ではないのである。やや旧聞(きゅうぶん=ふるい事例)に属するが、ローマ法王は信徒の肉食を緩和(かんわ=ゆるめる)したというが、それはまさしく宗教の堕落(だらく)である。
...の人間だ!著者の長年の研究から、肉食は長寿の条件であることがわかった。 ...を 縮める。誤った健康幻想を指摘し、溌剌といきいき暮らすために欠かせない肉食の効用 を説く。 ...更に、先月(2010.6.22)東北大から注目すべき研究論文が発表されました。
委員会のメンバーは、世界中から食と健康に関する資料を集め、当時最高レベルの医学・栄養学の専門家らとともに、「病気が増えている原因」を研究・調査しました。 ...肉食動物の代表ライオンは、とても強いため、さぞかし立派な筋肉を持っているだろうと思い がちですが、実際には馬や鹿のような草食動物の ....だけではなく、子供が白血病や 糖尿病などシリアスな病気を発症する原因となっているという研究論文がいくつも出てい ます。