これは、あなたに勧めているわけでは御座いません。世の中には、「こういう考え方があり、それを実践している方が居る」と、云うことです。また、現在ではいろいろな研究により、それぞれの栄養素の効用や弊害(へいがい=副作用)についての情報が公開されております。
実践されます方は、くれぐれも御確認の上、自己責任・自己管理の下(もと)で行って下さい。
実践されます方は、くれぐれも御確認の上、自己責任・自己管理の下(もと)で行って下さい。
下記に関連書籍(青文字クリックで全文が通読できます)を、無断転載させていただきましたので、よろしければ御参考までに、お読みください。
(故マックス・ゲルソン 著)
ゲ ル ソ ン 療 法 治 癒 し た 5 0 人
(故マックス・ゲルソン 著)
(マックス・ゲルソン博士の3女が記した本)
(ゲルソン博士による、ゲルソン療法により完治した患者へのインタ ヴュー)
(5生存率0%の大腸ガンから肝臓へと転移した医師、星野仁彦:著)
(日本人だけなぜ、がんで命を落とす人が増え続けるのか―消化器外科の 権威がすすめる驚異の栄養・代謝療法)
(済陽高穂 著)
(済陽高穂 著)
(済陽高穂 著)
(日本におけるゲルソン療法実践医師による対談・比較集)
(2冊とも星野先生が実践された中野良一医師の著作)
P.175 生きていてよかった!
ゲルソン療法を始めて、1年を過ぎた頃だった。CEA検査の数値は、ほぼ正常の範囲内に落ち着いた。この時期からようやく、私(星野仁彦)はゲルソン療法でガンを根治できるかもしれない、という希望を抱くようになった。
丁度その頃、誕生日を迎えた私(星野)は、1度だけ食事制限を緩(ゆる)めたことがある。妻はその日、魚の鰈(カレイ)を焼いていて、大根オロシにレモン汁をかけた料理を作ってくれた。動物性タンパク質を摂るのは1年ぶりのことだった。緊張気味に私(星野)は鰈を一切れ口に運んだ。思わず声がこぼれた。
「うまい!」
立て続けに私(星野)は声を上げた。
「ものすごく、うまい!」
食卓に私(星野)の大きな声が響いた。タンパクの白身の魚が、こんなにも深い味を持つとは、これまでの経験ではなかったことだった。
(生きていてよかった)
と素直に思った。
白ワインも少しだけ飲んだ。1年ぶりのアルコール。これまた当然としてしまうほどのうまさ。ゲルソン療法で鋭敏になった味覚が、久しぶりの動物性タンパク質とアルコールに反応した。野菜のシンプルな味わいとは異なる多様な響きが口中に広がった。
平然としていたつもりが、美味しい料理を前にした私(星野)は、つい目じりが下がっていたようだ。前に座っていた妻が指摘するのだから間違いない。
「あなたの、あの嬉しそうな表情。(2005年の)今でも昨日のことのように思い出せます」
翌日、星野家の食卓は、いつものゲルソン食に戻った。私たちのガンとの闘いは、まだ始まったばかり、と言っていい段階だった。しかし、この1年で確実にゲルソン療法への信頼は高まった。続ける自信も高まった。そしてそれは、妻なしでは考えられないことであった。