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Channel: 新・イメージの詩
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生きていてよかった!

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   これは、あなたに勧めているわけでは御座いません。世の中には、「こういう考え方があり、それを実践している方が居る」と、云うことです。また、現在ではいろいろな研究により、それぞれの栄養素の効用や弊害(へいがい=副作用)についての情報が公開されております。
 実践されます方は、くれぐれも御確認の上、自己責任・自己管理の下(もと)で行って下さい。
 下記に関連書籍青文字クリックで全文が通読できますを、無断転載させていただきましたので、よろしければ御参考までに、お読みください。
 
 (故マックス・ゲルソン 著)
 (故マックス・ゲルソン 著)
 (マックス・ゲルソン博士の3女が記した本)
 (ゲルソン博士による、ゲルソン療法により完治した患者へのインタ ヴュー
(5生存率0%の大腸ンから肝へと転移した医師、星野仁彦:著)
 (日本人だけなぜ、がんで命を落とす人が増え続けるのか―化器科の 権威がすすめる驚異の栄養・代謝療法
  (済陽高穂 
  (済陽高穂 
 (済陽高穂 
 (日本におけるゲルソン療法実践医師による対談・比較集)
 (2冊とも星野先生が実践された中野良一医師の著作)
 
抗がん剤治療では治らない!」――現役の医師が生き延びるためにまずしたこと、それは抗がん剤を拒否することだった。 大腸がんを患い、肝臓への転移が見つかったとき、突きつけられた数字が「5年生存率0%」。この数字は病院のいかなる治療を受けても、5 ...
 
 
 
 
 
P.175 生きていてよかった!
 
 ゲルソン療法を始めて、1年を過ぎた頃だった。CEA検査の数値は、ほぼ正常の範囲内に落ち着いた。この時期からようやく、私(星野仁彦)はゲルソン療法でガンを根治できるかもしれない、という希望を抱くようになった。
 
tumor-marker.com/cancer/cea.htm - キャッシュ - 7k - このサイト内で検索
CEAは大腸がん、胃がん、膵臓がん患者の血液中に多くみられ、消化器系がんの手術 や治療後のがんの再発・転移などの発見に重要な役割を果たしています。
 
 
 丁度その頃、誕生日を迎えた私(星野)は、1度だけ食事制限を緩(ゆる)めたことがある。妻はその日、魚の鰈(カレイ)を焼いていて、大根オロシにレモン汁をかけた料理を作ってくれた。動物性タンパク質を摂るのは1年ぶりのことだった。緊張気味に私(星野)は鰈を一切れ口に運んだ。思わず声がこぼれた。
 「うまい!」
 立て続けに私(星野)は声を上げた。
 「ものすごく、うまい!」
 食卓に私(星野)の大きな声が響いた。タンパクの白身の魚が、こんなにも深い味を持つとは、これまでの経験ではなかったことだった。
 (生きていてよかった)
 と素直に思った。
 白ワインも少しだけ飲んだ。1年ぶりのアルコール。これまた当然としてしまうほどのうまさ。ゲルソン療法で鋭敏になった味覚が、久しぶりの動物性タンパク質とアルコールに反応した。野菜のシンプルな味わいとは異なる多様な響きが口中に広がった。
 平然としていたつもりが、美味しい料理を前にした私(星野)は、つい目じりが下がっていたようだ。前に座っていた妻が指摘するのだから間違いない。
 「あなたの、あの嬉しそうな表情。(2005年の)今でも昨日のことのように思い出せます」
 翌日、星野家の食卓は、いつものゲルソン食に戻った。私たちのガンとの闘いは、まだ始まったばかり、と言っていい段階だった。しかし、この1年で確実にゲルソン療法への信頼は高まった。続ける自信も高まった。そしてそれは、妻なしでは考えられないことであった。

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