これは、あなたに勧めているわけでは御座いません。世の中には、「こういう考え方があり、それを実践している方が居る」と、云うことです。また、現在ではいろいろな研究により、それぞれの栄養素の効用や弊害(へいがい=副作用)についての情報が公開されております。
実践されます方は、くれぐれも御確認の上、自己責任・自己管理の下(もと)で行って下さい。
実践されます方は、くれぐれも御確認の上、自己責任・自己管理の下(もと)で行って下さい。
下記に関連書籍(青文字クリックで全文が通読できます)を、無断転載させていただきましたので、よろしければ御参考までに、お読みください。
(故マックス・ゲルソン 著)
ゲ ル ソ ン 療 法 治 癒 し た 5 0 人
(故マックス・ゲルソン 著)
(マックス・ゲルソン博士の3女が記した本)
(ゲルソン博士による、ゲルソン療法により完治した患者へのインタ ヴュー)
(5生存率0%の大腸ガンから肝臓へと転移した医師、星野仁彦:著)
(日本人だけなぜ、がんで命を落とす人が増え続けるのか―消化器外科の 権威がすすめる驚異の栄養・代謝療法)
(済陽高穂 著)
(済陽高穂 著)
(済陽高穂 著)
(日本におけるゲルソン療法実践医師による対談・比較集)
(2冊とも星野先生が実践された中野良一医師の著作)
2週間後には朝、病院に到着すると腹部に違和感があった。自宅を出る前に排便したはずなのに、便が残っている感覚がある。診療を始めるまでに、私(星野)は3度も診療室とトイレを往復した。テネスムス(裏急後重:りきゅうこうじゅう)という症状である。
そして1週間前、当直医として病院に泊まった深夜から明け方にかけてのことだった。静かな夜だったと思う。山積みされた資料や診療データと格闘していた私(星野)は、一息衝(ひといきつ)こうと椅子(いす)から立ち上がった。その瞬間、腹の辺(あた)りからジクジクした嫌(いや)な圧迫感を覚(おぼ)えた。痛みではない。這(は)って、重みを感じるような”イヤな感覚(かんかく)”である。
そして(1990年3月16日の)今日の未消化物が腸を通るたびに続く鈍痛(どんつう=にぶいいたみ)それらを総合的に考えると…。
「あなた、あなた」
散歩を待ちかねたように妻が玄関から声を響かせた。散歩コースは自宅から裏山の方に延びる農道。一本道だが、両脇(りょうわき)の花々が四季折々(しきおりおり)に表情を変えてくれる。植物好きの妻は、見たことがない植物を見つけると、すぐに近づいて行く。私(星野)は植物に興味(きょうみ)はないが、嬉(うれ)しそうに話す妻を見ているだけで癒(いや)された気持ちになる。
「これ、わかりますか?もうすぐ、花が咲きそうですよ」
いつもならば話しかけて来る妻の側にオーニー(1990年当時に飼っていた雑種犬)と走って行って、「何の花?」と声をかけるところだが、その日の私(星野)は、妻の言葉が耳に届かなかった。腸の鈍痛が気になって仕方(しかた)がないのである。
「どうかしましたか?顔色がよくありませんよ」
「少し気になることがあってね」
妻は病院や患者のことだと思ったようで、それ以上は何も聞いては来なかった。黙ったまま、膨(ふく)らみはじめた蕾(つぼみ)を眺(なが)めていた。
(話すべきだろうか)
一瞬、妻に張の異変を伝えたい衝動(衝動)にかられた。しかし、まだハッキリとしたことは判(わか)らない。ただ、『精神科医』といっても基礎的な医学の知識があれば、ここ数週間の腸の異変から1つの病気を想定することは難(むつか)しくない。
(ガンかもしれない)
下血・テネスムス、そして左下腹部の断続的な鈍痛。結腸(けっちょう)ガン―もしくは直腸(ちょくちょう)のガンの可能性がある。
大腸癌(だいちょうがん、colorectal cancer)とは、大腸(盲腸、結腸、直腸)に発生する 癌腫であり、肛門管に発生するものを含めること ... 正式には部位別に盲腸癌(もうちょう がん、cecum cancer)、結腸癌(けっち...