これは、あなたに勧めているわけでは御座いません。世の中には、「こういう考え方があり、それを実践している方が居る」と、云うことです。また、現在ではいろいろな研究により、それぞれの栄養素の効用や弊害(へいがい=副作用)についての情報が公開されております。
実践されます方は、くれぐれも御確認の上、自己責任・自己管理の下(もと)で行って下さい。
実践されます方は、くれぐれも御確認の上、自己責任・自己管理の下(もと)で行って下さい。
P.170 歯を食いしばってニッコリ笑え
2011年6月、IMF(国際通貨基金)のトップに選出されたクリスティーヌ・ラガルドさん。2006年には、アメリカの経済紙『フォーブス』の「世界最強の女性30」に選出された彼女は、1956年1月1日生まれ。2012年現在56歳とは思えぬエネルギッシュな若々しさに溢(あふ)れています。10代の頃には、シンクロナイズド・スイミングの選手として、フランスのナショナルチームに在籍していたこともあるのだそうです。
シンクロナイズド・スイミングは競泳のようにタイムを競(きそ)うのではなく、新体操のように水深3メートル以上のプール内で音楽に合わせて身体を動かし、技の完成度・同調性・構成・芸術的な表現力などの得点で競います。技術と同時に美しさも競う競技であるため、妖艶で派手な衣装を着用して厚化粧をし、競技中は肺に空気を貯めて浮力を維持できるようノーズクリップをして、笑顔を保ちながら競技をします。
シンクロナイズドスイミング(Synchronized swimming)は、水泳種目の一つ。 競泳の ように、ある距離を泳ぐタイムを競うのではなく、水深3m以上のプール内で音楽に 合わせて肉体を動かし、技の完成度、同調性、構成、芸術的な表現...
ノーズクリップの画像(222,000件)
-Yahoo!検索(画像) この競技の外面の優雅さは、過酷(かこく)なほどの肉体的負荷によって支(ささ)えられています。水面下で激しく手足を動かし、潜(もぐ)っては浮かび、浮かんでは潜りを繰り返す過酷な競技ですが、水面では若さがはち切れるような笑顔を振りまかなければなりません。
肉体的な苦痛を伴う競技の選手は加齢(かれい=年齢を重ねる)に連(つ)れて、哲学者のような老(ふ)けた恐ろしい顔になるケースが多いのですが、シンクロナイズド・スイミングの選手は、引退後も引き締まった弛(たる)みのない若々しい顔をキープ(維持)しています。
「人生の指針(ししん)を、シンクロナイズド・スイミングの訓練(くんれん)から学(まな)んだ」というラガルドさんは、若さを保つコツを新聞記者に質問され、このように答えたそうです。
「歯を食いしばって、ニッコリ笑うことです」
体現者の表現には、これ以上ない説得力があります。