これは、あなたに勧めているわけでは御座いません。世の中には、「こういう考え方があり、それを実践している方が居る」と、云うことです。また、現在ではいろいろな研究により、それぞれの栄養素の効用や弊害(へいがい=副作用)についての情報が公開されております。
実践されます方は、くれぐれも御確認の上、自己責任・自己管理の下(もと)で行って下さい。
実践されます方は、くれぐれも御確認の上、自己責任・自己管理の下(もと)で行って下さい。
トランス脂肪酸に対するアメリカ医学界の見解を紹介します。アメリカ心臓協会が一般に向けたQ&Aを約したものです。
Q トランス脂肪酸ってなんですか?
A 植物油に水素を添加して固める工程(こうてい=途中:とちゅう)
で工業的に生産された物質です。「硬化植物油」とも呼ばれていま
す。
トランス脂肪酸(トランスしぼうさん、trans fat、trans-unsaturated fatty acids、TFA)は、 構造中にトランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸。トランス型不飽和脂肪酸(トランス がたふほうわしぼうさん)、ト...
天然の不飽和脂肪酸はふつうシス型で存在します。しかし、牛や羊などの反芻( はんすう)動物では、胃の中の微生物の働きによって、トランス脂肪酸が作られます。 そのため、牛肉や羊肉、牛乳や乳製品の中に天然に微量のトランス脂肪酸が ...
Q トランス脂肪を使う企業があるのは、なぜですか?
A トランス脂肪が使いやすく、安価で作られて日持ちがするからで
す。多くのレストランやファスト・フード店ではトランス脂肪を使っ
ていますが、それはトランス脂肪を使った揚げ油が何回でも使えるか
らです。
2013年11月11日 - FDAによると、トランス脂肪酸は血中の悪玉コレステロールを増加させ、心臓疾患の リスクを高めるという。米国の食品業界や飲食店ではすでに使用をやめる動きが広がっ ており、米国民のトランス脂肪酸摂取量は2003年の1日当たり4.6 ...
Q トランス脂肪は健康に、どのような影響があるのですか?
A トランス脂肪は悪玉コレステロール(LDL)を増やし。善玉コレ
ステロール(HDL)を減らします。トランス脂肪を摂取すると心臓
病や脳卒中(のうそちゅう)を発症する危険が高まります。2型糖尿病
になる危険性も高まります。
代謝研究で、トランス脂肪酸は血液中のLDLコレステロールを飽和脂肪酸と同様に 増やすだけでなく、HDL ... 同報告書では、トランス脂肪酸が2型糖尿病のリスクを増加 させるかどうかについては、可能性はあるが証拠が不十分であるとされ ...
Q トランス脂肪はどういう食品に入っているのですか?
A たくさんあります。とくにフライドポテトやドーナツといった揚げ
物(あげもの)。ペストリーやパイ生地・ビスケット・ピザ生地(き
じ)・クッキー・クラッカーなどに焼いた食品、それにマーガリンや
ショートニングに含まれています。
トランス脂肪酸を多く含む食品の体表的なものに、マーガリン、ショートニング、食用油、 古い揚げ物油などがあります。これらのものは ... 無味無臭で、製菓に使用すると、さっ くりと焼き上がり、揚げ油に使用すると、衣がパリッと仕上がります。このように「さっくり.
日本の食品中に含まれるトランス脂肪酸の含有量については、食品安全委員会が平成 18年度にいろいろな食品の含有実態を調査し、その結果を公表しています(食品安全 委員会事務局「食品に含まれるトランス脂肪酸の評価基礎資料調査(2007)」)。
Q 1日に摂取していい量は、どのくらいですか?
A アメリカ心臓協会では、摂取するトランス脂肪酸量は1日の総摂取カ
ロリーの1%未満にするよう勧告(かんこく=すすめ)しています。つ
まり、1日に2千キロカロリーが必要な人ならば、トランス脂肪酸に起
因するカロリー量は、そのうちの20キロカロリーだけにするというこ
とです。
日本人の主食は米であることから、日本人が食事で1日に100g近くのマーガリンを使用 するとは考えにくいですが、過剰摂取は控え ... 食品安全委員会が推計した日本人一 人当たりのトランス脂肪酸摂取量は、約0.7g(摂取エネルギー換算では約0.3%)でした ( ...
日本の食品油メーカーも努力をしているようで、数十年前と比較をするとマーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸の量は減っているそうです。しかしゼロにはなっていません。外食文化全盛の(2012年)の今、自ら選択できる食事の分は、せめてコントロールしたいところです。