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マリザ~28年(にっぱち)生まれで嘘っぱちのヤケッパチな天使~①-1

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 . 「あったりめェじゃねェか、この、ベランメェ~が。
 そうと決まったら、話は早(は)えェ。早速、事務所(会社)に電話して、指示しとかなきゃな」
 「待て、寅はん!アンタ、寅いうくらいだけに、美人はんにゃあ、覿面(てきめん)に弱い男(や)っちゃがな。
 だいたい、寅はんいう存在(もン)は必ず最後にゃあ振られる、決まっとるンよ。ちゅうことは、アンタ、マリザに振られてまうンやでェ?
 最後にゃあ、アンタ、泣くンやぞ?ほいでも、エエんか?」
 「バッカじゃねぇーの?今からエンディング教えて、どーすんの!?興味なくしちゃって、ブロガー来なくなっちまうじゃねェ~か?お返しの神戸スイーツも届かねェぞ?(アホンだら~、ケチなマッチーに、そんな気があるかい!)
 ちが・ちが・ちが・違う…チミ・チム・チェリ~♪って…俺はお洒落(おしゃれ)な煙突掃除屋さんかい?
 違(ちげ)ェ~だろ!?寅つながりだけに、必ず振られちまうとはかぎらねェだろ?
 それになあ、馬っ鹿野郎が…色恋沙汰とか、そんなんじゃねェやい。義理と人情秤(はかり)にかけりゃあ、義理が廃(すた)れて人情が跳(は)ね上がる漢(おとこ)の世界よ!
 俺(おれ)ぁ~、高倉の健さんや、マンダムのコマーシャルに出て来た”ちゃ~るず・ぶぅろんそん”みたいな漢の世界にトコトン行っちまうと決めたンだあ……アッ・ぜェ~っ!!」
 「と、寅はん…さっきも言うたけど、な?病室(こんなとこ)で歌舞伎役者みたいに大見栄(おおみえ)切るンは、やめェな。舞い上がっとるだけに、周囲から浮き揚(あ)がっとるでェ~!」
 「寅ハン、4ノ字ハン。アンジョウ、ヨロシク、オ頼ミシマッサ」

せっかくの熱燗が冷めちゃうよ~Byガ~マちゃん 2013-12-30 07:35:26

. 「誰がプロレス技(4の字)やて?!
 ワテは、松竹梅でいえば、最高の『松』の字やがな。
 松茸(まつたけ)いうて、最高の物(モン)も、持ってるンでっせ?って、って…これ!見ィいないなァ…アホ、寅!
 ま…まあ…、あんじょう、任しとってェな!」
 そういうと則彦は、慌てて背中を向けて、ズボンのチャックを確かめていた。

 こうして無責任な作家の思惑通り?強引に、いいかげんで無責任な能天気きわまりない凸凹コンビにされた2人は、1人のエキゾチックな美人の窮地(きゅうち=ピンチ)を救うために、切ない恋の冒険へと旅立って行ったのだった。

さあ、打ち上げだ♬ッたら打ち上げだ~♪Byオッキーナ! 2013-12-30 07:37:16

 マリザ。浮気をしないかと詮索するのはやめてくれ。
 ワテには君しかおらなンやけん。
 マリザ、街のど真ん中でキスをするのは、どうか、やめておくンなまし。ここは、キミの故郷(クニ)やない…。

 「ネエ、8ノ字固メ、サン」
 「誰が、ジョニー・パワーズやねん?せっかく、エエ夢、見とったンのにィ…作者も作者やでェ~。古すぎて誰もわからへンがなァ」
 「誰ニ、何、言うテマんネン。ソレヨリ…ナシテ、広告屋ヤナイ…音楽ヤメタ?」
 「それはね、リンダちゃん。俺(おい)らが…違うだろ!
 松本(こいつ)が我慢しない性格だから、なんだよ。
 松の字はね、自分が気持ちいいことにしか興味がないんだ」
 「オウ、野獣ネ!?」
 「そっちは、奥手だよ、安心しな。なっ?松の字」
 「手が早(は)ようだけで、いざとなったら何もできひンくせしてからにィ…振られてばかりの男が、ナニぬかしとンねん…ワテは奥手やないの。モテすぎて、選り好(えりごの)みしとる間に、いらぬ年を重ねてまっただけやの。
 どこぞの、ピョン・ピョン野郎といっしょにすなッ!」

 こ・こりィ…あとで絶対、いじめたるさかい、覚えとれヨ…ピョン!

 「私、昔、くらぶデ歌、唄ッテタヨ。ソノ時ノ知合イ(友達)、沢山(ぎょーさん)イルネ。
 すけべナ新聞記者、てれび関係者とか…色目使(つこ)ウテ来ル雑誌編集者。、イロイロ知ッテルネ。細イ木の女(ひと)トカ。
 社長(しゃちょ)サン、ソノ気ナラ、紹介シタゲルカラ、モ1度、歌、ヤルヨロシネ」

いちよ、明日のヨ・コ・ク。ウフ♡JO!こ・こりィ…そりは秘密やで…! 2013-12-30 07:42:05

Re:Re:Re:「さっ、看護師(邪魔者)は消(の)うなったで、センセ?」
>埼玉のおじさん

南極1号=南極イチゴ
典  雅=弾力性がたまらない上品な味のコンニャク?。

 吹いた!ろうた!!天才だ!!!

もっと早くし会えてたら、もっと近くに住んでたら、一緒に仕事をしてみたかった…残念だ。

で、だ。校門様も驚く三文小説家のオッキー。

私の出番は今度こそ、当然、あるんだろうね?

群馬の体力ジジイ 2013-12-30 14:35:41

. Re:Re:Re:「さっ、看護師(邪魔者)は消(の)うなったで、センセ?」
>埼玉のおじさん

教えてくださって、ありがとうございましたW
思い残すことなく年が越せますm(__)m 2013-12-30 16:49:59

. Re:>群馬の体力ジジイさん

 ぴょ…ぴょん!?
 『ブログ見ろ』云うから見たら…アンタはんなあ…
 楽しみにシトッタ神戸行きを、いきなし『孫の婚前旅行の祝いに上げちゃったい』云うてからに、ナニ恍(とぼ)けたこと、言うてはりまンの?
 それでのォても、権威者に歯向かうことを無常の喜びとする変態相手に、よぉ~もまあ、そがあな軽口、叩けまンねンなあ?

 よおがす!そっちがその気やら、ワテにも考えがおます。善処するよう考えまっから、待っとってくださいまし。

ちゅう、こって…さぶぅ~空の…オッキーナ! 2013-12-30 18:29:57

 「棟梁(おやかた)ぁ、黄金のセットで歌う歌謡界の大御所さんが 『いまいち、気分がのらないな…できたら本物の金や宝石、置いて欲しいんだけど』なんて、とてつもない我がまま言ってましたよ?」
 「これは、松木P(プロデューサー)昼なのに、おはようございます。あっしゃ~大道具で、装飾関係(美術)は小道具さんに言ってくれませんか?
 こう見えても俺っちは、宮大工の…えっ、『わかりましたと言っておいたから、セットを組み直してくれ』って?
 しょ~がねェ~な~…って、云うだけ言って、サッサといなくなっちまいやっがった。ちくしょうめ!だからテレビは嫌いだよ、ワガママで!!
 …えっ、清田D(ディレクター)?!昼食(ひるめし)食べたばかりなのに、お早うございます。
 松木Pなら清田Dに負けない色白な表情(顔)して、呪文でも唱(とな)えるようにブツブツいいながら、ステージ(向こう)へ行きましたよ?
 ありゃあ、かなり神経、壊(い)っちゃってるなあ…大丈夫ですかね?
 それより、レイティング(すうじ=視聴率)取れずに苦戦している新番組…貧しい子どもと年老いた愛犬の物語、『フラダンスの犬』について、いいアイデアがあるんですがね?聴いてくれませんか。
 前回、ぎっくり腰にしちまった少年の愛犬”パトライト”を、次回はムリクリ健康にしちまうんでさあ。パトライトだけに、『ファン・ファン』元気に鳴かせちまうんですよ。
 そんでもって、教会に掛けられていた大きなドッグフードの絵の前で踊らせて、教会に祀(まつ)られてる神様から、『いい踊りであった。褒美(ほうび)に餌をとらせる』とか言わせちまうんでさあ。
 するってえと、絵の中のドッグフードがドドーッと溢れ出て来て、犬なのに鱈腹(たらふく)食べて、がぜん勇気・元気・やる気が出て来るって塩梅(あんばい=ぐあい)なんです。どうです?

千葉県習志野市に住むM代川あ~、見てるぅ~? 2013-12-30 18:35:44

  俺っち犬好きから言わせておらうと、病気になったり年老いた犬を見ちまうと、どうにも切なくなっちまって…やりきれなくなっちまうんでさあ。
 これなら、弱った犬や年老いた犬を飼ってる視聴者が、『スポンサーのドッグフードを食べさせれば健康になる!』と信じ込んで、バンバン商品を買ってくれますよぅお。もう、スポンサーも局(会社)も大喜び間違いなし!って寸法でさあ。
 だめ?…そう、だめですかい。以前、『場当たり的な方が面白いから、数字が取れる』とか言ってたじゃないですか?どうしても、ダメ?打ち切り決定…それじゃあ、何やってもダメ、だわな。
 まあ、その世界(道)のプロが日夜、寄って集(たか)って頭、悩まして作ってんだ。今さら素人が出る幕(まか)ぁねェねぇなとは、分かっちゃいたんですがね…って!ど、どうしたんです?!
 栽培に失敗したモヤシみてェな真ッ蒼(まっさお)な顔して、ブツブツ言っちゃって?!
 あまり根(こん)詰めてると、松木さんや清田さんたちみたいに、ノイローゼになっちまいますぜ?
 どこかの広告屋が、他人様のブログに『愛しのリンダ』つながりで、リンダロ・ンシュッタットが歌ったバディ・ホリーのカバー曲『IT’S SO EASY』とか書き込んでましたがあ、「気楽にやる」のがいちばんでさあ。もっとも「FALL IN LOVE(恋愛)」は慎重にしねぇといきませんがね…。
 なんで、なんで、なんでェ~!俺(ひと)が折角、仕事の手ェ休めてまで、敬愛する吉田拓郎がザ・バンドの『ウエイト』をパクッてまで強引に作った『人生を語らず』の禁を破ってまで、人生について語ってやってんのによ~!お礼も言わずに消えちまいやがったぜ!
 ったくなあ…これだからテレビ関係者ってェやつぁ、嫌(きれ)ェだよ!広告屋も含めて、全員(みんな)、薄情な人間(やつ)ばっかりだ!
 …あっ、山四(やまし)社長?!オヤツ前なのに、お早うございます」

見てたら、参加しちくりィ~…オッキーナ! 2013-12-30 18:41:43

 「熊さん…じゃない。源さんだっけ?
 あっ、棟梁(だいく)の八(は)ッツァンだったね?
 何、ブツブツ言ってるの?
 ダメだよ独り言(ひとりごと)いうようになっちゃ。テレビ局員みたいに、頭(神経)壊(やら)れちゃうから。気を付けないとね」
 「ありがとうございます…まぁあ、粗忽(そこつ)者の親が、ウッカリ『熊田源八』なんてぇ複雑(ヤヤ)こしい名前付けたもんで、面目(めんぼく)ねぇ。これからは、どちらでも、好きな名前で呼んでやってください。
 …って!ええっ?!『歌手も含めて、バックコーラスやダンサー全員に、メガネ熊や猪の衣装(キグルミ)着せて歌わせる』ですってぇえッ!?
 いってェ、どんな色物(歌手)なんです?
 …保育所の園長先生ェ?
 二足の草鞋(わらじ)履(は)いた”思い出作りが目当ての一発屋”か~…で、どんな顔(つら)してんです?その松本則彦とかいう歌手(やつ)ァ!?」

行くJO! 2013-12-30 18:44:05

 僕の人生に意味を与えてくれたマリザ―君を愛している。
 灼熱(しゃくねつ)の太陽と仄(ほの)かな土の香りがしていたマリザ―今も君は僕の胸の中で微笑んでいるよ。
 マリザ―僕に全てを与えてくれた女(ひと)。
 I LOVE YOU SO。

 「ワテは、社長はんやなくて、所長はン!っな?」則彦が、今ではヴィンテージとして一部のマニアから垂涎(すいぜん=よだれをたらす)の的(まと)になっているランドクルーザ・プラド、通称『ラン・クル』のエンジンを回しながら続ける。「それに歌は、モータウンレコード同様に、演(や)り尽くしてもうたんヨ…おかしいな…このポンコツ…エンジン、かかりやがらひン…」
 「将来ジぃーゼル規制が入(へ)ぇると思って17年も乗り転(まわ)してるからでぇい、べらんめえ。だいたいよおう、今時、こんな燃費の悪いポンコツ車、いい気になって乗り転してる人間(やつ)なんざぁ見た(おめにかかった)こたぁねぇぞ?
 動け!
 この、ブログをさぼりまくるシンガーソング・ライター同様のヘッポコ野郎(車)っ!」
 「蹴るなッ!水虫もちの汚い足で、蹴るンやないっ!可哀想になあ…イタカッタやろ?お~、痛い、いたい…なにさらすンねん。こンのォ~、どアホンだらがぁ~!?
 「サラシもブラシもねえ!嵐に荒しまわされたブログの管理者様が、どの顔(つら)下げて、もの言ってんだ。えぇえ?
 だいたいよぉ~、やり尽くして未練のない男(奴)が、50過ぎてからCD発売(だ)すか?正直に言っちまえよ。夢という名の妄想を追い続けたまま、いまだに青春ごっこが忘れられずに、栄光という銀色のレールを走る列車に揺られている夢想家だ、って」
 「夢想家いうたら、イマジンやないかい。エエ歌、書いとったな、ジョ~ン!」

時間ですわよ♡ 2013-12-30 18:48:12

  「じょん・でんばー、好キヤワ~」
 「アっホかァア~?!よう聴けよ、寅ァ!
 …ええか?人間なんてェ動物ァなァ、夢忘れちまったら年を重ねるだけしか取柄のない、ランクル(こいつ)と同じ、アホンだらになってまうンや。
 そやからワシは、夢を忘れずに生きる純粋な少年のように、真っ直ぐに生きとるんじャい!言うてみれば、永遠の少年。ピーターパンやねん!
 って…おかしなァ…ほんまにエンジン…かからへんなァ…こいつゥ…」
 「『年を重ねるだけしか取柄のない、ポンコツ車』でも、それが好きな人間(やつ)には希少価値ってもの(もん)が付加(つ)くだろ?
 俺も同じでね…経験と知恵を活(い)かして、慌てず・焦らず・諦めず。風を味方に付けた鳥のように、自由に生きて行くと決めてんだよぉっ!べらんめぇ~。
 身体(からだ)は拘束(しば)れても、心までは縛れない。だろ?
 みんなァ~、愛や夢を抱きしめているか~い!?」
 「アホンだらがぁ…誰に呼びかけとるンや?
 だいたいなあ…そういうお前かて、夜な夜な安酒飲みながら、下手な茶木(ギター)、未練がましく弾いとるンやろ…?みっともない!
 …ワシより、アンタはんが紹介してもろたらええ、がな…ステージに立てば若く希望に燃え取った昔(ころ)のバイタリティー、取り戻せるかもしれへンぞ…って、バッテリー上がってもうたかなァ…。
 最近…ブログの更新できひンほど『接待』言う”お仕事”が忙しかったよって、肝臓と一緒で、ポンコツ車(こいつ)も動かなくなってもうたンかな…ア~あ、片腹痛(いと)ゥなって来た…」

時間厳守!By(カナ!) 2013-12-30 18:51:11

  「松の字。そいつぁあ、ひょっとして?」
 「アホ、かァァア?誰が盲腸(もうちょう)やねん。屈(かが)み過ぎただけや!
 …にしても、発動(かか)らへンねェ…」
 「そうか。下腹が異様に出てるだけに、妊娠を心配してやったんだが…よかった、よかった。
 …だがなあ、松の字よ。俺(おい)らは、バッテリーが切れて動けなくなっちまうほど、過去にこだわっちゃねぇぞ?残念だったな、このクソッタレ!」
 「誰が、ハナッタレやねン…かからへんがな…」
 「わからねえか?
 俺(おい)らはなあ…バカッタレ!よおうく聴いてやがれ、コンチクショー!」
 「『こんちくしょ』テ、新シイ、胡椒(こしょう)カ?」
 「故障車で胡椒、か。面白くもねェ…。
 いいかぁ?松。俺(おい)らはなぁあ…取り戻すことも遣り直(やりなお)すこともできねェ過去(むかし)のことなんざァ、スパッと捨てて、現在(今)だけに集中して生きることに決めたニヒルな男なんでぇ」
 「なんや。やっぱ、アヒルやったンか。
 どうりで、ガーガー、ガーガー、よう喚(わめ)く思うたがな」
 「こ・こんの野郎がぁあ…きしょうめぇー!
 だいたいなあ、東芝音工で配送係してた頃、ジャネットを解散してオフコースに入った松尾一彦クンみたいな猛者(もさ)でさえ、喰って行くのが大変(てぇへん)な世界だぜ?俺みたいに底辺で蠢(うごめ)いてるのが精一杯な人間にゃあ、憧(あこが)れるだけでも罰(ばち)があたるってェもんだろ?
 そんな危なっかしい世界になんぞ、頼まれたって、誰が戻ってなんかやるもんかい!」

続きは向こうで、美味しいもの食べながら。ね?(キリ!) 2013-12-30 18:55:04

. 「それは、ちゃうぞ~、寅はん。
 夢いうのンはなぁ…起きたら忘れるために見るだけの幻(もん)ちゃうで?夢ってヤツは信じることで実現させるための力を与えてくれるナビゲーションなんや。
 ダメと知(わか)ってても、それでもダメな自分を信じぬいて、精一杯に自分の夢へと向かって全力で駈けて行く。昨日…いや、いつか見た夢を実現するために見るのンが夢、とちゃいまっか」
 「こんの~、オッペケペーのガニマタ野郎があ…聞いたふうなこと言(ぬ)かしやがってェ…とてつもない才能に満ち溢れた若い奴らが、腐るほどいる世界だあ?夢見る夢子チャンや、夢男クンじゃねェ!この齢(とし)になりゃあ、誰だって自分ってェ者(モン)が解って来るってもんだろ?
 キレイごとだけで語れるほど甘い世界じゃねェんだよ。そんな世界なんぞ、真っ平御免(ごめん)のコンコンチキだぜ」
 「死ィ~語ォ~!マリザちゃんがわからんで、困っとるやないかい…か、勝った!久しぶりに寅はんに勝ったでェ~…って。か、かった!
 エンジン動いたァあ~!
 …と思うたら、もう、止まってもうた…」
 「社長サン。まりざチャウ。私、リンダね。」

寒いから早く行って温まろうよ~By dru娘 2013-12-30 18:58:30

  「リンダでも、マリザでもエエねン。
 エルザはライオンやから怖いから堪忍やけど…エンジンが発動(かか)れば…えぶりぃ・おおけい…」
 「寅ハン。私達、コレカラ何処(どこ)行テ、私ノぱぱサン捜ス?」
 「ヒントはなあ…、リンダが言ってた『南の国でピアノ弾きしていたパパさんが、西宮で、お茶引き体験していた』だ」
 「そがあなこと、いつ、言うた?何処で、言うた?何番目の何処に、そがあな台詞がある?」
 「煩(うるせ)ぇんだよ、このトンちき野郎が…無能な作者が話の展開に困って、後出しで取って付けたような台詞を書き足すことは、ドラマや映画、小説の世界じゃあ、よくあることじゃねぇか。デブのくせして細かいことに拘(こだわ)ってんじゃあねェよ。痩せちまうぞ?!」
 「細か、ことか?後出しは、ジャンケンの世界じゃあ反則やでェエ?!」
 「反則か販促だか知らねぇが、書いてる男(やつ)に理屈が通じるはずないだろ!?(こ、こりぃ!なんつーことを!!)
 だいたいなあ、販促っちゃあ、人が多い場所が一番なんだ。針を隠すにゃあ針箱。人間を探すにゃあ、人間の多い街(とこ)ってェのが定石(じょうせき=きまり)よ。
 ツぅーことで。取り敢(あ)えず西宮に行って、パパさんの足取りを探すのが、ものの道理ってもんだろ?」
 「その通り!…なんやけど。西宮簡易裁判所、行った方が早かったりしてな…ったく、動きやがれ。このポンコツ!もうラン・クル(こいつ)捨てて、電車で行ったろか、こなクソっ!」則彦は叫ぶと同時に。運転席(コクピット)周囲を、バンバン叩きだした。「昔のテレビは、こうやって直したもンやっ!」
 「ラン・クル(こいつ)はテレビか?…って。う、動いた!?」

忘年会のお知らせ。置いときましたよね?By STO 2013-12-30 19:01:26

  西宮は、阪神間の中間に位置する、閑静なベッドタウンだ。
 阪神タイガースの本拠地である阪神甲子園球場や、毎年1月9日から11日の十日戎(とおか えびす)で「福男選び」の神事を行うことで知られている、西宮神社が所在していることでも有名な都市である。
 1995年の阪神・淡路大震災では大きな被害が出したが、周囲の各市とともに、日本有数の高級住宅街としても名高い。
 特に、「西宮七園」と呼ばれる地域をはじめ、阪急電鉄沿線には財界人、文化人、プロ野球選手、指導者、評論家などの邸宅が多く建ち並び、また大学、短大が十以上も存在している。中南部の阪急西宮北口駅周辺など市内各地で復興事業・再開発事業が進んでいることもあり、関西の文化県として賑わっている。

 「西宮といったら、灘(なだ)の清酒…宮水(みやみず)を飲まずには通れまい」
 「宮水って寅はん?」則彦がチンマイ体を精一杯に乗り出して、ハンドルを握りながら茶化すように続ける。「酒と書いて宮水、言うてはんやろ?ダメでっせェ、水が付くもンいうたら…横浜の清水(しみず)といい、ろくなモンが、おまえへんがね」
 「清冽で清らかな湧き水―清水(しみず)がなけりゃあ、いい酒はできねェンだろ。
 …清らかは清原に通ずるといってだな…あっ、清水といっても、いろいろあらァな…あっ、”あっち”の清水はいけねェよ。ありゃあダメだ、絶対(ぜってぇ)だめだ!誰が何てったって、いけねェや!!」

 こ・こりィ…おまいも後でイジメたる…。

Drです一家がお待ちかねッス! 2013-12-30 19:05:48

 「アサヒビールや、ニッカウヰスキーの西宮工場があるさかい、工場見学名目で、無料(ただ)酒、鱈腹(たらふく)飲めンでェ(*飲めるの意)~」
 「バッカ野郎、埼玉在住の生粋(きっすい)の江戸っ子が、そんなミットモナイ真似できるか!」
 「アホやなァ~、マリザはんのパパちゃんが働いとるかもせえへンがね。全ての可能性を否定しとったら、先には進めへンでェ」
 「そうか…しょうがねェ~なあ~。そこまで松の字が言うなら行ってやるとするか。
 本当に気が進まねェんだゾ?松の字が、そこまで勧(すす)めるから、顔を立てて行ってやるんだぞ?
 …あ~あ、酒なんて、匂(にお)いを嗅(か)ぐのもいやなんだけどな~」
 「寅ハン、スッゴイ、棒読ミナッテルヨ!
 ホイヨリ、いぼぢィ~。出発シテカラえんどれすデ流れてるCD飽キタヨッテ、換(か)エタッテェ~ナ。呪イ殺ス気か?」
 「誰が疣痔(いぼじ)やて?英語でジョンレノンと書いて、マッチーと読む、ま・っち・い。マッチー!松の字や。アホなことばっか言うとると、尻(けつ)割ってまうどォ!」
 「尻なら、もう割れているんだが…わっ、車の中、全部、則彦(お前)のCDだらけじゃん?!」
 「5万プレスは多過ぎたみたいやな。売(い)ける思たンやがな」
 「ソヤカテ、耳たこデキルマデ聴クト、結構エエねンな…れいろー!」
 「せやろ?世の中、聴く耳持っとンのは、埼玉の寅ハンと、憎(にっく)きオッキーナだけや…かの吉田拓郎はんや坂崎幸之助はんをも唸(うな)らせた、こがァな名曲を便座とかベンザ、はてはエルザとかぬかしやがって…アホンだら~」
 「1枚、エエ?」
 「1枚と言わず、2枚でも3枚でも…ええ~い面倒くさあ!100枚でも200枚でも買(こ)うたってェ~。なんやったら、中古屋はんにでも売り捌(さば)いたってェ~な」
 「売れねェぞ。横浜の、サンズイに青い水の人が言ってたもん」

俺は待てない。先行くByワーズワース 2013-12-30 19:11:53

 「ああ、横浜のピョン・ピョン野郎な?
 あがいな、どこぞのシンガーソングライター兼ブログを更新しない保育所長みたいに口先だけの男(やつ)の言うことなぞ、誰が信用しまっかいな!
 飲食店や保育所の”サクラ”にも雇(つか)えまへンで…ほうだ寅はん!
 さくらっちゃあ、さくら、でんがな!」
 「俺の妹は結婚してンぞ?映画の寅さんに出てくるような俺に似ないでよかった、そりゃあ可愛くて艶(いろ)っぽいオバちゃん…じゃねェよ!
 妹のさくら、がどうしたって?」
 「せやなくて…桜、でンがな!
 南は香枦園浜(こうろえんはま)の海岸部から北は銀水橋までの約4km、20.8haにわたって整備された都市公園として名高い、夙川公園(しゅくがわこうえん)は、どないだす?
 桜の名所としても有名だで?
 兵庫県は西宮市にある公園で、『夙川河川敷緑地』とも呼ばれとってなァ~、そりゃあもう、公園へ続く川沿いの道路は『夙川オアシスロード』とも呼ばれて、キレイな場所(とこ)やでェ~」
 「きれいハ私1人デ充分ネ。美味シイ店(トコ)行キタイ。
 私、何処(ドッカ)ノ保育所長ト違(ちご)ゥテ痩セタクナイ…ヤナイ。オ腹(なか)デテナイイ。
 違タネ。お腹、減(へ)ッタヨ」
 「ファミレスでエエかい?それとも、地場(じもと)ン、旨い物(名物)がエエかね?」
 「西宮(にしのみや)といえば、どんな名物(食べもの)があるんだい?松の字」

ガーマちゃん、お腹すいたあ~っ! 2013-12-30 19:15:58

  「厄神まんじゅうに、有馬温泉の金泉焼きが有名やね」
 「虫養(むしやしな)いのオヤツじゃねェンだ、べらぼうめ!こっちゃあ、お前と違って余分な贅肉つけてない分だけ、腹減ってんだよ、コンチクショー。
 ラクダや松の字みたいな、腹に救難物資の脂肪ためてる男(やつ)が羨(うらや)ましいねぇー!」
 「ほんじゃあ、宮っ子らーめんあたりが無難やね…兵庫県西宮市の段上町に店を構えとる、年中無休のお店でな。朝の11時から昼の3時、そこから時間を置いて夕方5時から深夜12時半まで営業してまンねん。
 今から行けば、昼の混雑を避けて、中休み(アイドルタイム)の前には着くやろ。
 店内は個室のないカウンター席12席と、4人掛けテーブル席2つの計20席やが、ストレートの細麺で、トンコツ醤油のスープによく絡んで、そりゃあもう絶品でっせ!
 ワテラ肥満児が好きな塩分の高い濃厚な醤油やが、無料でニラキムチもトッピングできまンねんで。濃い味好きな寅はんには、やみつき間違いなしの一品でんがな」
 「江戸っ子のラーメンは鶏ガラ出汁(だし=スープ)に決まってンだろ。他には?」
 「JR神戸線は灘駅(なだ えき)から歩いて1分の場所(とこ)にある「ニパチ」はどや?にっぱち世代と、松本則彦ファンにゃあ、タマラン響きやろ?
 …あ、アカン。あそこは、17時からやった…。
 ほな、あそこや!」
 「イヤぁ~ン、社長(しゃちょ)サン、えっちネ」
 「ナニ言うてンねん…マリザはん、天然かね?
 神戸北野のオシャレな雰囲気の中で味わう、旬(しゅん)の味覚満載の絶品フレンチレストラン『カフェテラス・ド・パリ』や!
 阪急神戸本線の三宮(さんのみや)駅からなら、歩いて13分。地下鉄西神(にしじん)・山手線三宮駅からでも、歩いて10分ちょい、や。
 神戸市中央区北野の異人館倶楽部PartIIIちゅう、オシャレ(しゃれおつ)な建物の3階にある、個室のある店やけに、ゆっくりと今後の策戦ねることもできまっせ。寝るこたァできひンがね。
 まあ、ランチなら1人2千円もあれば、充分やで。
 『ケーキ屋になることを目指してパティシエとして活躍中』の松っちゃんが、ワテの嫁さんにしたいくらいに可愛くてなァ~…決めたでェ。松ちゃん、今すぐ、いとしい松の字が会いに行ったるでェ~!」

ワーさん、行っちゃいましたよ?By仲チャン 2013-12-30 19:21:49

 「江戸っ子がフランス料理かよ…御先祖様(さん)が聴いたら、ヘソから湯気出して怒り狂いそうな昼飯だな…。
 それにしても、地元の名士だけに、やたら詳(くわ)しいな。えっ?松の字」
 「ギターと食い物(モン)なら任したってェな。
 それより、マリザはん。お医者は、『何食べてもエエ』云うたンかい?」
 「モウ、好キニ呼んでヨ。箸投ゲタワ…。
 オ医者様ハ、『何でも好きなものを食べてくださって結構です』言ッテハッタナア…アッ、チョット、ゴメンなァ…」言うが早いか、勝手に『マリザ』と間違えられたリンダが、携帯電話を取り出して、圧(お)し殺した声で通話を始めた。「…ソヤネン。…イマ、西宮、向(むこ)ウテンネン。
 …ホカ、ジャア、シャーナイナ。
 …エッ、ホンマデッカぁ?ソウデッカ!ホナ、オ願イシマッサ。オオキニナ」
 「どこのオヤジだ、リンダちゃん?
 それにしても、やけに嬉しそうじゃねェかい?誰か知り合いでもいるのかい、西宮(あっち)に?」
 「歌、唄トッタ店ノおーなーハン、ヤ。
 ナンデモ『予定シトッタみゅーじしゃんガ、急ニ音楽こんてすとニ呼バレタカラ来レナクナッタ店ガアル』ヨッテナ。ホイデ、ワテラ『りんだ&あほんダラーズ』が呼バレタ、イウワケダンネン」
 「安もののドラマかB級映画、はたまた三文小説か?」
 「ほりゃあ、書いとる人間が人間やから、場当たり的なんやろ?
 まッ、気にせんと、こっちも場当たり的に行ったろやないかい!」
 こうして”松の字”こと松本則彦と、”埼玉の寅”こと本名不詳な寅は、棚から牡丹餅(ぼたもち)ならぬ、作者の好意を素直に受け入れることができず、複雑な表情を浮かべたまま西宮へとひた走って行った。

誰が忘年会ですって♡ 2013-12-31 06:28:48

. マリザ。永遠にあふれる愛の泉のように、君と過ごせた追憶の日々を、神に感謝しよう。
 荒涼とした大地に光るダイヤモンド。マリザ、キミは女神さ。
 僕の人生に意味を与えてくれた、マリザ―マリザ、君を愛している。

 「おい、おい。脇見運転だぜ…気を付けろよ松の字!」
 遅い昼食を摂り終えた3人は、ライブハウス『テレビくん』の裏口に、廃車寸前の17年物ランド・クルーザー・プラドを横付けして、緊張した面持ちで降りて行った。
 「おい、松の字。俺、人前で弾(ひ)くなんて、16,7のガキの時代(ころ)以来で、”あっちの方”同様、とんと御無沙汰だぜ?
 ミ・見てくれよ…歯の根どころか…緊張して手足が震えて来ちまったい…」
 「ワテなんゾ、ブログさぼる前…荒神さんの参道コンサート以来、依頼がなくて困っとったンやで?何、情けないこというての。
 現実を楽しむのが、ええ大人やろ?なら、盛大に楽しまな!」
 「会話、噛ミ合ッテナイ、ネ。
 イイ?ココハ、私ニ任セテ、絶対(ぜたい)、喋ッチャ駄目ネ。ワカッタ!?」
 「お、おう…」
 緊張感に包まれた2人は、精一杯の声で応じるしかなかった。

忘年会は今日だJO! 2013-12-31 06:32:49

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