「～ないかい、って。『そうじゃないかい』って云われてもなあ…この雑誌（ざっし＝本）『かなり誇張（こちょう＝おおげさ）に書き飛ばしとる』云うて評判やン、兄貴ィ～？
スタッフかエキストラ使（つこ）うて、自演（じえん＝演出＝デマ）流しとるンちゃうか？」
「そうだ、そうだ（せや、せや）。料理本（グルメ本）やグルメ番組みたいに、『取材したるさかい広告料と無料（ただ）飯（めし）だせ』云う、『暴走族（俺ら）以上にヤクザな商売しとる』聴いたで！」
「あ…アホ、かァア？何処（ドコ）ン世界に、こがあに瀕死（ひんし＝死にかけた）な馬の顔をトラクターで踏み潰したような、縦長・横べちゃ・グチャグチャな男（やつ）がおるかい？！
見てみいッ。この（こん）カリフラ―みたァあに湧き上がった耳朶（みみたぶ）と、猪（いのしし）みたいに太（ふっと）い首ッ！
柔道着（じゅうどうぎ＝どうぎ）で擦（こす）れとるせいやろな。もう、人間業（にんげんわざ）とは思えん貌（かお＝つら）しとるがな！
こがあな化け物（バケモン）、2人も3人も、4人も5人もい（いた）るかい。そがあに大勢おったら、日本が化け物屋敷になってまうがな！？」
「せやなァ～…失神しかけとったワシを、何度も揺り起こしちゃあ、説教と拳骨（げんこ）と質問、繰り返しおった酔っ払いやでェえ、こいつ…！？」
「せやろ？下（した）ン記事、読んでみい。ご丁寧（ていねい）に住所まで書いたるやないかい…ヴわァ、熱（あ）っちィ！
店主（あるじ）ィ！黙って熱（あ）ッついスープ入（いれる＝た）したるな！？関西人の猫舌、侮（あなどる＝な）めンなよ？！」
「舐（な）めない、そんなもの…いくら、お腹（なか）空（すく＝へ）ってても。
オーナーから格下げされた総支配人（ディレクトール）みたいに、下痢（ピーピー）になっても知らないよ～、外人さん♪」
「おう、ワタクシトシタコトガ、何テ、オゾマシイコトヲ…」
「『悍ましい』じゃなくて、『はしたない』な。格闘技を教えているなら、日本語は正確に使わないと、健全な身体（からだ）と精神（こころ）が育てられないぜ？愛しのリンダちゃん」
日本のポップス史上最強のロックンロールナンバーとも云える「愛しのリンダ」登場！ ２０１０年１２月８日「でじたるテレビ君」との ...
再生時間：4:06
投稿日：2011年6月7日
「おう、寅ハン！イクラ宣伝シハッテモ太ッ腹ナクセニ、しみったれトル園長センセ、神戸すいーつナンゾ、送ッテ来ンヨ？」
「イイんだよ。こないだ日帰りで神戸へ仕事に行った時、『アレンジ頑張ってください！あと、妄想小説の続きも楽しみにしていますから』って、神戸ベイシェラトンホテル＆タワーズのフルーツクランチチョコ（クランベリー）を文学少女さんから貰って有頂天になってたから。ヤッスイ作者だぜ」
「シェフ（丹波りん）。私語（無駄口）禁止じゃなかったの？調理中だぞ～…って、頭、叩（はたか）せねぇぞ、っと！
だいたい、腐（くさった＝いた）んだ食材、いつまで置いとく気さねぇ～。熱を通して提供するなり、姿（すがた＝形：かたち＝なり）を変えて提供するなりして、とっとと売り切っちまおうぜ」
「売りたくても、お客が来ないんじゃあ売れないよ～♫
あっ、パティシエの加奈ちゃん。スパイス任せたからね♪」
「こ、こらあ！丹波りん。売っちゃダメＪＯ！？」
「うッ、ちゃ・ちゃ・ちゃ…ダメ、や～ん。冗談やないデｪ～、アニキぃッ！
店の客（誰）に訊（き）いても、『こんな店どころか、住所も知らない』云うとるやないかいな？！
もう、勘弁してくださいよ…兄貴ィ…！」
「おかしいなァ…記事に乗ってる住所やと、埼玉県の…」
「あっれェ～、このページ。思いっきり印刷ミスしてまっせェ～！
ほら、ここッ！『木』やのうて『水』で、『九』が『丸』になってまっせぇえ？！」
「振り出しかい？！」